我慢することが多かったか

ひきこもりの若者には、小中学校の頃に我慢をすることが多かったと感じている人が多いようです。

内閣府は平成22年7月に「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」を公表しました。これによると、小中学校の頃に学校で「我慢をすることが多かった」と答えた人の割合はひきこもり群が55.9%だったのに対し、ひきこもり親和群は51.1%、一般群は20.5%でした。特に、一般群に比べると差が大きいです。

このことについて、企画分析会議の座長である高塚雄介明星大学大学院人文学研究科長は、ひきこもり群で本や新聞を読む者の割合が高かったという調査結果とも併せて、こうコメントしています。「活字離れが指摘され、我慢することのできない若者が目立つようになった現代社会においていささか違う若者の姿が見えてくる」

■ 私の場合、我慢強かったわけではなく、我慢するしかなかった

ひきこもりの若者全般についてはさておき、私についてお話しすると、私も小中学校の頃はどちらかと言えば我慢することが多かったような気がします。ただ、それは私が我慢強かったからというよりはむしろ、我慢するしかなかったからです。

一言で言うと、自己主張が苦手だったということだろうと思います。特に小学4年生以降は大変な引っ込み思案で、学校では一日中ほとんど何も話せないほどでした。いじめを受けることも多かったのですが、なにしろおとなしい性質だったので、いじめっ子に抵抗することもできませんでした(これは情けないです)。

そういうわけで、我慢をすることは多かったとは思いますが、別に忍耐強かったわけではありません。我慢するほか学校生活を送る方法がなかっただけです。「我慢することのできない若者が目立つようになった現代社会においていささか違う若者」と解釈されると何やら忍耐強い立派な若者のようにも思えますが、少なくとも私には当てはまらないと感じます。

[関連サイト]

◇ 緘黙症って何?(場面緘黙症Journal)
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