ニート引きこもりJournal

(元)当事者のブログ。2005年より。

「通用しない思い込み症候群」

  0

ニートの若者等を支援する全国組織に、地域若者サポートステーション(サポステ)があります。

このサポステの事例集(平成20年度版)を読んでいたのですが、その中で、「通用しない思い込み症候群」という言葉を見つけました。あるサポステで、こうした青年を大勢見かけるというのです。

「自分たちはコミュニケーションを含めた社交術が不得手で、福祉(介護)サービスや飲食関連サービスとう〔原文ママ〕には『通用しないとおもいこんでいる』人たちが大勢いることである」

「自分たちは世の中に通用しないのではと思いこんでいる青年たちと言える」(以上、130ページより)

このサポステの青年についてはともかく、私について言うと、『通用しないとおもいこんでいる』というのは当たっているような当たっていないような、難しいところです。私も自分では社会に通用しないと考えています。ですが、「思い込み」というのは、実際にはそうではないという含意があります。私の場合、単なる思い込みなのか、それとも本当に世の中に通用しないのか、どちらなのかはっきりしません(後者のような気がするのですが)。

自分は通用しないと考えているのには、それなりに根拠があります。私の場合、過去から現在にわたる度重なる作業上での失敗体験や、さらには「お前のような奴は絶対に社会では通用しない」という親(社会人)の言葉などが、根拠となっています。「通用しない思い込み症候群」が見られる件のサポステでは、このあたりの心の構えを、どのように変えているのでしょうか。

[文献]

◇ 財団法人 日本生産性本部(2009)『地域若者サポートステーション事例集 平成20年度版』

スポンサーリンク

Trackbacks

trackbackURL:https://nhjournal.blog.fc2.com/tb.php/810-84ca421f
該当の記事は見つかりませんでした。