ニート引きこもりJournal

(元)当事者のブログ。2005年より。

ひきこもり支援施設で感じた、じれったい思い

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ひきこもり等の人を対象とした様々な支援施設に通う中で、かなりじれったい思いをしたことがあります。

私は、脱ひきこもり、脱ニートを焦っていて、できるだけ早く社会参加を果たしたい、もっと具体的に言えば働けるようになりたいという思いを強く持っていました。

しかし、支援施設はのんびりムード……というと少し言いすぎかもしれませんが、少なくとも切羽詰った空気ではありませんでした。施設職員にしても、少なくとも私にはゆったりと構えている印象でした。カウンセリングの予約も、次回の予約までに何週間か間が空くなどして、私には待ちきれない思いをしたりもしました。

「こっちは早く働きたいのに……職員の人は分かってるのか」そんなじれったい思いを、特に施設に通い出した頃には感じました。

* * * * * * * * * *

ただ、支援施設は多かれ少なかれ、働く云々以前に、まずはひきこもり等当事者の対人関係に関する問題や、生きる自信といったものの回復に重点を置いていたようでした。これは、当事者の内面の奥深いところにもかかわる問題で、急いでなんとかできるような類のものでもないようにも思えます。また、当事者の居場所として、来所者がリラックスできるムードを作ることも重要で、その意味でも「のんびりムード」には意味があります。

カウセリングの予約期間についても、頻繁にカウンセリングをするほど早く社会に出られるようになるわけでもないと、ある施設職員はおっしゃっています(ここのところ、私にはもう一つよく分からないのですが)。

よくよく考えると、私は少し焦りすぎていたのかもしれません。私自身、対人関係や自信の喪失といった働く以前の問題をなんとかする必要がありました。まずは、自分の足元をじっくり固めるべきだったのでしょう(ただ、今の自分は、ちょっと時間がかかりすぎているような気もしないまでもありません)。

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