もっとひどい人生になると思ってた

先日、「健康的なひきこもり」という記事の中で、自分はひきこもっているわりに健康的らしいというお話をしました。どうしてそうかと言えば、もしかしたら、私はウェブサイトの運営に精を出して広告収入を得ていて、ひきこもっているわりには私生活が充実しているからではないかと私は考えたのでした。

他の理由として考えたのは、「自分の人生、思ったほど悪くなっていない」という、おそらくひきこもり者にしては変わった感覚を持っているからではないかとも思います。

現在ニート、ひきこもりである私の人生は、同年代の若者に比べれば非常によくない人生で、私の現状を「社会の底辺」などと考える人も少なくないだろうと思います。「かわいそう」という言い方をする人もいます。それが、「自分の人生、思ったほど悪くなっていない」と感じているのはどうしてなのでしょうか。それは、昔は自分の将来は、これ以上に悲惨なものになるだろうと予想していたからです。

私は幼少期より他の子が当たり前にできることができない、他の子がまず犯さないような失敗を繰り返す、他の子が自分より大人びて見える、ほか、知能面、情緒面等で問題の多い子でした。小学校中学年になると、今度は場面緘黙症という情緒障害(不安障害?)にかかり、家庭以外では極度の緊張のあまり口をきけなくなってしまいました。

こんな私が、将来まともに職に就けるとは到底思えず、一生まともに口もきけず、人との交流もできないまま一生を終えるのではないかと子供の頃から思っていたのでした。相当悲観的な子供でしたが、悲観的にならざるを得ない状況だったのかもしれません。自分の人生に対する期待が、ほとんどない子供でした。

ところが実際は、確かに職には就けていませんが、あとの二つの問題については克服できています。特に口がきけないという問題については、子供の頃から深刻に悩んでいて、「贅沢は言わない、せめて死ぬまでに人と会話ができたら、もうどうなってもいい」とさえ思っていたほどですから、この問題を克服できたのは、私にとって大変大きなことでした。そういうわけで、「自分の人生、思ったほど悪くなっていない」という、おそらくひきこもり者にしては変わった感覚を持つにいたったわけです。

五木寛之氏は、『他力』という本の中で「本物のプラス思考は、究極のマイナス思考から」と書いていますが、もしかしたらこういうことかな、とも思います。もっとも、私の人生が肯定するに足るものかどうか、それは自分でもよく分かりません。

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