人とコミュニケーションできるのは幸せなこと

ニートの人の中にはコミュニケーションに苦手意識を持つ人が多いようですが、世の中には、何らかの障害があり、発話、言語、コミュニケーションに特別なニーズを持つ人もいます。

私が今読んでいる、Bercow Review という児童・学校・家庭省(イギリス)の(08/24/2008訂正)イギリス政府に答申された調査報告書は、そうした子どもや若者(SLCN; children and young people with speech, language and communication needs)に関するものです。報告書の諮問団には、私がときおり触れている場面緘黙症の支援団体の方も加わっていることから、場面緘黙症児も SLNC に含まれると考えてよさそうです。

報告書では、SLCN を支援するための様々な提言がなされています。

報告書のテーマの一つに、SLCN への早期介入の重要性があります。早期介入がなされないと、様々なリスクが高まります。そして、そのリスクの中には「より乏しい雇用の見通し」(poorer employment prospects)も含まれます。

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現実に場面緘黙症だった頃の私にとっては、何よりも(雇用の問題よりも)、場面緘黙症を克服して、人と言語コミュニケーションをとることができるようにすることが人生最大の目標でした。当時は、自分は就職以前に、このまま人とまともに口をきけないまま一生を終えるのではないかと本気で思い悩んでいたのです。贅沢は言わない、ただ、死ぬまでの間に、人と少しでも人並みに会話ができるようになれば…このような願いを持ったことは少なくありません。

現在の私は、場面緘黙症を克服し、人とそれなりに話をすることができます。先日のひきこもりデイケアでは、メンバーの中で一番うるさくおしゃべりしていたのが、この私だったぐらいです。私がデイケアでつい、うるさくしてしまいたくなるのは、人と言語コミュニケーションをとれるということは実はとても幸せなことなのだということを、誰よりも強く実感しているからなのかもしれません。

人と会話ができるようになった、それだけで自分の人生に100点をあげたいような気もしますが、やはりそれだけでは満足できませんし、満足するわけにもいきません。なんとか社会参加しなければなりません。SLCN にしても、雇用の問題はやはり重要でしょう。

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ただ、発話、言語、コミュニケーションに特別なニーズを持つ人でなくても、人とのコミュニケーションに自信が持てないという無職の人がたくさんいます。なかなか難しいものです。

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