住宅内事故

家の中で事故に遭う--

住宅内事故(家庭内事故)は、案外多いものです。
厚生労働省「人口動態調査」によると、家庭での不慮の事故死者数は、平成28年で14,175人に上っています。
これは交通事故死者数よりもはるかに多いです(平成28年では3,904人、警察庁による)。

年齢層別に見ると、80歳以上が7,476人、65~79歳が4,670人と、やはり高齢者が多いです。
ですが、45~64歳でも1,415人、15~44歳も463人います。

このうち、私たち引きこもりの人に多そうな年齢層である15~44歳の住宅内事故死者数を、死因別に見てみましょう(「人口動態調査」より、多いもののみ)。

浴槽内での溺死及び溺水 72人
建物又は建造物からの転落 47人
建物又は建造物内の管理されていない火への曝露 45人
胃内容物の誤えん 36人
抗てんかん薬、鎮静・催眠薬、パーキンソン病治療薬及び向精神薬による不慮の中毒及び曝露、他に分類されないもの 36人
その他のガス及び蒸気による不慮の中毒及び曝露 35人
その他の動力手工具及び家庭用機械との接触 29人
気道閉塞を生じた食物の誤えん 28人

上の死因ですが、引きこもりの人が経験してもおかしくないものも多いです。
いくら引きこもりといってもお風呂に入らない人は少ないでしょうし、階段の昇り降りをしたり、調理で火を使ったりする人もいるでしょう。
また、何も食べない人はさすがにそういないでしょう。

これらはあくまで事故死者数の数字であり、死に至らない事故もかなりあるものと思われます。
家に引きこもることが中心の生活を送っているのに、事故に遭って怪我したり、下手をしたら亡くなったり……といったことも、全く起こらないとは限りません。
引きこもりの人は、怪我で病院にかかりたくはない人も多いでしょう。

長く家に居続けすぎると、油断も出てくるかもしれません。
特に私たちは、家で過ごす時間がとりわけ多いのですので、時々気をつけた方がよいかもしれません。

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