京都府は「ひきこもり支援センター」ではなく「脱ひきこもり支援センター」

京都府「脱ひきこもり支援事業」


京都府は最近、「脱ひきこもり支援」という言葉を使うようになりました。「ひきこもり支援」という表現の方が一般的な中、珍しいです。

京都府が「脱ひきこもり」という言葉を使うようになったのは、私が確認できた範囲では2017年からです。特に、次の用例が目立ちます。

「脱ひきこもり支援センター」
「脱ひきこもり支援事業」

ひきこもり地域支援センターは全国各地に設置されていますが、それを「脱ひきこもり支援センター」という名称としたのは京都府だけです。なぜ一般的な「ひきこもり支援」でなく「脱ひきこもり支援」としたかまでは、掴めせんでした。もっとも、京都府ホームページを見る限り「ひきこもり支援」という言葉もまだ使っているようで、混在しています。

「ひきこもり支援」か「脱ひきこもり支援」か


「ひきこもり支援」という言い回しは、妙だなと思ったことはあります。まるで引きこもりで居続けることを支援するようにも、とれないでもないからです。「ひきこもり支援」の実態は多くの場合「脱ひきこもり支援」であり、こちらの方が正確のようにも思えます。また、「脱ひきこもり支援」の方が、支援の目的が明確に表されています。

ただ、その明確さに私は難を感じないでもありません。引きこもり者にプレッシャーを与えたりはしないだろうかと思います。また、引きこもりを否定しているようなニュアンスを感じさせないだろうかとも思います。この引きこもりの否定については微妙なところで、引きこもりからの脱却を図ろうとしている人でも、引きこもりを否定されることにはよく思わない場合もあります。

どちらにしろ、私は京都の実情は知りません。京都府は京都府で、地元の実情などを考慮した上で、この表現を使ったのだろうと思います。

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