「籠城」には、転じて、家にこもって外に出ないという意味もある

いよいよ大坂冬の陣に入ります。大河ドラマ『真田丸』のことです。

昨日の次回予告では、淀殿が籠城を主張するシーンが流れました。秀吉が築いた天下の堅城・大坂城にこもり、徳川軍を迎え撃つということでしょう。真田幸村は打って出る策を主張したとされますが、『真田丸』でも幸村と淀殿の意見が対立する場面が描かれるのでしょうか。

城にこもることを籠城というなら、引きこもりの人が家や部屋に篭ることは「籠家」「籠室」とでも言いたくなります。私は「ひきこもり」「引きこもり」という平仮名の名称には、感覚的にやや馴染めないところがあります。「不登校」などのように、漢字で表してみたくなるのです。

ですが、「籠家」「籠室」なんて言葉はありませんし、造語にするとしても「ロウヤ」「ロウシツ」なんて語呂がよくありません。「籠家」はむしろ「カゴヤ」と呼びたくなってしまいます。

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そこで国語辞典を調べてみたのですが、そこで意外なことに気付きました。「籠城」という言葉には、家などに引きこもって外に出ないという意味があったのです。手元の電子辞書に収録されている『精選版 日本国語大辞典』(第2版)『広辞苑』(第6版)『明鏡国語辞典』(初版)にそう書かれてあります。『広辞苑』によると、これは本来の「籠城」の意味から転じたものだそうです。インターネットで閲覧できる『大辞林』(第三版)にも、あくまでたとえとしてこの意味が載っています。

こうなると、これからは私が過去に引きこもっていたことや、現在でも家に引きこもりがちなことを「籠城」と言ってみたくなります。負ける気がしません。あくまで、おどけた表現として使います。

ですが、おどけて言ったつもりでも、戦略的な狙いから行なわれる本来の籠城からは私の実態はあまりにかけ離れています。何かと戦う/闘うためにこもっているわけでもありません。これを「籠城」と言ってしまうのは情けないような気がするので、やめておくことにします。

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