ニート引きこもりJournal

(元)当事者のブログ。2005年より。

「準同居」

Posted by 富条 on   0  0

「同居」「準同居」「近居」「別居」


引きこもりの人の中には、同じ家に住みながら、親とはほとんど顔を合わせない人もいるようです。

親と子の住み方というと、私たちはよく、同居か別居かという話をします。
ですが、専門的にはもう少し詳しく分けて、「同居」「準同居」「近居」「別居」という言い方をすることもあるそうです。

それぞれの定義は様々ですが、私が持つ住居学の教科書には次のように書かれてあります。

同居:親世帯と子世帯が同じ住宅に住むこと
準同居:同一家屋や同一敷地内に住むこと
近居:いわゆる「スープの冷めない距離」程度の近隣地域内に住むこと
別居:独立して生活を営むこと


「準同居」の引きこもりの存在?


この分類の場合、同じ家に住みながら親と顔を合わせない引きこもりの人の場合、もはや「同居」と言えるかどうか分からなくなりそうです。
「同居」と「準同居」の中間か、「準同居」になってしまいそうにも思えます。
なお、先ほどの教科書によると、準同居には2世帯住宅などが該当するそうです。

準同居には、「親世帯と子世帯が近くに住みながら、それぞれのライフスタイルは守っていけるという利点がある」(168ページ)と、先の教科書に書かれています。
もし今回のような引きこもりと親の住み方が準同居に当てはまるとすれば、「それぞれのライフスタイルは守っていけるという利点」という記述は、何とも言えません。

引きこもりというと、時々、親との別居をすすめる人がいます。
ですが、たとえ同じ家屋に住んでいても、顔を合わせないレベルだと、その生活自体が、別居にやや近い準同居とも考えられる場合もありそうです。
もちろん、そうした方は、物理的な距離だけでなく、生計も分けなければ意味がないと言わんとしているのだろうと思います。
そこまでいって、「別居」です。


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遊牧民と引きこもり

Posted by 富条 on   0  0

遊牧地域では、引きこもりは起こりにくい?


例えば、人々が共有のテントで暮らすモンゴルのある遊牧地域の多くの人々に、引きこもりが起こることを想像するのはより難しい。

[I]t’s much harder to imagine it happening to many people in, say, certain nomadic areas of Mongolia where people live in communal tents.

モンゴルの遊牧地域では、テント生活ゆえ、引きこもりは起こりにくい(意訳)--
前回お話したアメリカのニュースサイトに掲載された引きこもり記事の一文です(Conti, 2019, Feburary 17)。

↓ その記事です。
◇ When ‘Going Outside Is Prison’: The World of American Hikikomori
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それは、ちょっとだけ考えたことがあります。
住居学の教科書を読んでいたところ、遊牧民の生活が紹介されていたことがきっかけです。
このブログで記事にしようかとも思いました。

その教科書によると、遊牧民のテントは1室空間です(村田, 2000)。
ただ、テントの内部で、男女、聖俗、長幼の別や調理、就寝などの行為別に空間の意味づけがなされているそうです。

また、遊牧民のテントは一時的な住まいで、移動生活の中で住まいを転々とします。
長期間自室に閉じこもる引きこもりは、そのような生活では一見存在しにくそうに思われます。


ちょっと分からないです


ですが、引きこもりの本質は、部屋に閉じこもるよりも、社会に参加していないことではないかと私は考えています。
そんな私にとって、自室のあるなしはあまり関係ないようにも思います。
そもそも、遊牧民の生活条件は私たちのそれとはおそらく相当異なり、単純に比べたり、私たちの感覚の延長線上で考えたりすることは難しそうにも思います。
そういうわけで、記事にするのは見送ったのでした。
(今回記事にしましたけれど)

ただ、先ほどのアメリカのニュースサイトでは、冒頭のように書いてあります。
どうなんでしょうね。


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引きこもりの家の補修、困りはしないか

Posted by 富条 on   0  0

長く住んでいると、家の補修が必要になってくる


私の部屋には障子があります。
その障子の張替えを、何年か前、業者の方にお願いしたことがあります。
私の部屋の中へ、業者の方に入って頂いたのです。
これはちょっと勇気が要ることでした。

障子は何年も放置すると、みっともなくなることがあります。
ひどいと、障子に穴がいくつも開いた状態で、紙の色も見るからに変色しているとか。
特に窓際に障子がある場合、ボロボロの障子が外の人に見えてしまうのは嫌です。

障子に限らず、住まいは時間が経つと痛んだり、古くなったりします。
下記のページには、家の点検の目安が記されています。
ふすまや障子の場合、1~3年ごとに貼替え、10~20年位で取替えを検討というのが目安だそうです。

◇ 修繕と点検 - リフォーム支援ネット 「リフォネット」
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引きこもりの家に業者の方を


しかし、そのためには、業者の方に家に来ていて頂き、場合によっては家の中に入って頂く必要があります。
引きこもっている人の場合、大丈夫でしょうか。

我が家の場合、家の外側の補修をお願いした時は、私は家の中でひっそりと息を潜めていました。
業者の方に家に入って頂く時は、親に任せっきりにして、業者の方を避けて外出する場合がほとんどでした。
もともと私は、外に全く出られないほどの引きこもりではありません。
障子を取り替える時も、私は部屋の中を綺麗にして、あとは親に任せて外出していたのでした。
お恥ずかしい話です。

おかげで、障子は綺麗になりました。
張り替えてよかったと思っています。
ただ、今でも、業者の方に部屋に入っていただくのには抵抗がありまます。
引きこもっている自室の補修について、親と相談するのには及び腰になってしまいます。

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