「ダメ元」人生

子供の頃から、自分は将来、社会参加できないと感じていた


「お前のような奴は、社会では通用しない!」

私は親にこう言われながら育ってきました。
ですが、親の認識は甘いと私は感じていました。
私は社会で通用しないどころか、社会に出ることすらままならないのではないか、そんなことを子供の頃から感じていたのです。
(そして実際にそうなっています、お恥ずかしい話です)

私は幼稚園に入園した段階で、集団生活に適応できませんでした。
苦手なことも多かったです。
周りの園児とは、明らかに何かが違う子でした。
そして、小学校の頃に転校すると、人が怖くなり、口をきくことすらできなくなりました。
そんな子供時代でしたから、自分の将来を悲観していたのです。
他の普通の子供たちとは、人生の初期段階で、埋めようがないほどの差があると感じていました。


ダメ元で、苦手なことを克服しようとした


とはいえ、ただ悲観していたわけではありません。
自分の人生、ダメ元で悪あがきしてみようと考えていました。
無理だろうけど、人が怖いとか、口がきけないとか、そうした苦手なことを克服してみようと頑張ったりもしました。
自分はこのままでは社会参加できないと考えていたので、就職活動が始まるまでがタイムリミットでした。

ですが、そのリミットまで、私の課題は克服できませんでした。
そして、現在に至ります。
(ただし、私が現在の境遇に至ったのには、他にも要因があると考えています)
最初から自分の人生を悲観していたので、「やっぱり駄目だったか」という意識が、どうしてもあります。

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引きこもりのサブグループ

在宅治療を受けた引きこもり190例


引きこもりのサブグループに関する研究が出ています。
英語で書かれてあります。

◇ Malagón-Amor, A., Martín, L.M., Corcoles, D., González, A., Bellsola, M., Teo, A.R., Pérez, V., Bulbena, A., and Bergé, D. (2018). A 12-month study of the hikikomori syndrome of social withdrawal: Clinical characterization and different subtypes proposal. Psychiatry Research. Advanced online publication. DOI: https://doi.org/10.1016/j.psychres.2018.03.060
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私はこの論文の要約部分しか読めませんでした。
ですので、詳しくは分からないのですが、これは日本の研究ではない可能性があります。
著者は9人いるのですが、そのうち8人がスペインの医療機関の所属、1人はアメリカという内訳だからです。

研究では、在宅治療を受けた引きこもり190例の12ヵ月後を分析。
併せ持っていた精神障害を基準に6つのサブグループに分類し、予後の分析などを行っているようです。

"Six major diagnostic groups were identified: affective, anxiety, psychotic, drug use, personality and other Axis I disorders" とあることから、6つのサブグループとは、こういうことでしょうか?(自信ないですが)

○ affective disorder(感情障害)
○ anxiety disorder(不安症)
○ psychotic disorder(精神病性障害)
○ drug use disorder(薬物使用障害)
○ personality disorder(パーソナリティ障害)
○ other Axis I disorder(その他のI軸の障害)

※ ()は、とりあえずの私の訳です。「I軸」は、細かい説明は省きますが、DSMのI軸のことかもしれません。


厚労省ひきこもりガイドラインの3分類


これは、厚生労働省のひきこもりガイドラインが示した、引きこもりの3分類を思い起こさせます(ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン, 2010)。

○ 統合失調症、気分障害、不安障害などの精神障害と診断され、かつ発達障害を併存していない群
○ 広汎性発達障害や知的障害などの発達障害と診断される群
○ パーソナリティ障害や身体表現性障害、同一性の問題を主診断とする群

この3分類は、元は厚生労働科学研究のものです(近藤ら, 2010)。
5ヶ所の精神保健福祉センター・こころの健康センターにおいて、平成19年4月の時点で相談継続していたケースと、それ以後、21年度の9月末日までの間に受け付けた339件の思春期・青年期引きこもりケースについて検討したものです。
これもやはり、精神障害を基準にした分類です。


発達障害のサブグループがない?


両者を単純に比べてよいか分からないのですが、前者には薬物使用のサブグループがあるのが特徴的です。
やはり海外の引きこもりの研究なのだろうかとも思えてきますが、詳細は私には分かりません。
その一方、前者のサブグループには発達障害がないのはどうしたことだろうかと思いました。
やはり要約部分だけでなく、本文を読まなければいけませんね……。

※ 関西の地震、心配しています。


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勉強も仕事もしていないという、天才的ハッカー

ルイス・アイヴァン・クエンデさん


ニニ(NiNi) は、勉強も仕事もしていない若者のことです。
"ni estudio, ni trabajo" の略で、スペイン語圏で使われている言葉です。
日本で言うニートに近いかもしれません。
前回お話しました

特に、スペインのニニについて調べていたところ、気になることがありました。
ルイス・アイヴァン・クエンデ(Luis Ivan Cuende)さんという若者の記事が、何件も見つかったのです。
自らをニニであるとしたこの青年は、天才的ハッカーなのだそうです。

[ルイスさんの実績(一部)]

○ AsturixというOSを開発し、12歳で起業
○ 18歳未満のヨーロッパ最高のハッカーに選ばれる(2012年)
○ Aragonという仮想通貨を始める(2018年)

思いっきり仕事してるやん!どこがニニやねん!という素朴な疑問が沸いてきます。
このあたりは、調査不足でよく分かりません。


「学校が、仕事が若者のニーズに合っていない」


ただ、ルイスさんは高校は卒業していないそうです(単位は全て取得)。
そして、現在のスペインの学校教育制度について、教師が専制的であると批判。
ニニは多くの場合、学校教育が彼ら彼女らのニーズに合っていないものであり、同様のことが仕事についても起こっているとルイスは主張しました(少し前の話であり、現在もそのような主張をしているかは分かりません)。

2014年に出した著書 Tengo 18 años y ni estudio ni trabajo : ¡monto empresas y vivo haciendo lo que me gusta! は、Googleの機械翻訳を参考にすると、『僕は18歳で、勉強も仕事もしない:沢山の会社を経営していて、好きなことをして生きている!』ぐらいの意味ではないかと思います(私はまだ読んでいません)。

ルイスさんは、ご自分がなさっていることを仕事とは考えていないだけなのかもしれません。
教育制度や労働市場が若者のニーズに合わないからニニが生まれるという考え方は、ルイスさんのような成功者が主張するから説得力があるのでしょう。
仮に、私のような者が同様の主張をしても、「自分の不出来を社会のせいにするな」と叱られて終わりです。
ルイスさんは、現在のスペインの教育制度への代替案を示していますし、モデルになりそうな他国の教育制度もご存じで、その主張はしっかりしています。




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