ニート引きこもりJournal

(元)当事者のブログ。2005年より。

「引きこもっていて、よかった」

Posted by 富条 on   0  0

大人のいじめ


神戸市の東須磨小学校で起こった教員いじめ事件……
教員間暴力のニュースに、ぞっとしています。
「大人の世界にもいじめがある」とは言いますが、あのように映像や画像で見ると、ショッキングです。

私などはつい、「自分は引きこもってよかった」などと考えてしまいました。
引きこもりを経験して、働く機会が減ったことにより、あのようにいじめを受ける機会が減ったと、つい考えてしまったのです。

実際、私は小学生から中学生の頃にかけて、いじめを受けていました。
そのため、「自分が大人になっても、きっといじめを受けて、ついにはいじめ殺されてしまうかもしれない」
子供の頃、そんな未来像を描いたりもしていたのです。
いじめ殺されるというのはやや極端な想像かもしれませんが、まともに働き続けていたら、いじめは受けていた可能性は少なくないと今でも思います。


大人になってからいじめを受けてはいないが……


もっとも、私は完全に引きこもっているわけではなく、少しではありますが働いた経験もあります。
その中で、人間関係面で不快な思いをしたことはありますが、いじめを受けたことはありません。
また、いじめを受けていた頃にも、引きこもりにはならずに、学校には休まず通っていました。

それなのに、引きこもっていじめを避けられてよかったというのは、私の過去の経験からは結びつきません。
それに、引きこもり生活だって、苦しいものなのです。
とはいえ、このような考えは私に根深く残っているようです。

※ 私が引きこもりになったのは、いじめ以外にも様々な原因があります。

スポンサーリンク

「市町村におけるひきこもり支援施策について」

Posted by 富条 on   0  0

市町村の引きこもり支援施策をまとめた資料


2019年9月20日に、厚生労働省で「市町村におけるひきこもり支援施策について」と題するセミナーが行われました。
そこで配布された資料が、同省ホームページで公開されています。
市町村のひきこもり支援施策を知るのに役立ちそうな8種類の資料で、ページ数は全部で271ページに上ります。
あまり知られていないようですので、ご紹介してみます。

↓ その資料の数々です。厚生労働省ホームページへのリンクです。
◇ 第146回市町村職員を対象とするセミナー「市町村におけるひきこもり支援施策について」
新しいウィンドウで開く


気になった記述


資料には基礎的な内容が多く、私は既に知っている事柄も多かったのですが、中には気になる記述もありました。

特に気になったのは、KHJ全国ひきこもり家族会連合会の資料28ページの記述です。
それによると、例の川崎市幼稚園殺傷事件・元農水事務次官事件報道後の相談件数(2019年6月4日~21日14日間)が、約220件を記録したそうです。
これは、通常の20~40倍に上るそうです(ということは、通常は5.5~11件)。

そして、その大部分が、支援につながっていない孤立した家族の深刻で悲痛な声だったといいます。

思うに、それらの家族は、事件があったから急に状況が深刻になって相談に殺到したわけではないでしょう。
事件のあるなしに関わらず、普段から深刻な状況にあったはずです。
そうした家族の潜在的な相談のニーズが、事件で引きこもりへの注目が集まったことをきっかけに、表に出たのだろうと思います。


相談のニーズはあるものの、表に出にくいのでは


引きこもりは、その数の割に、相談機関への相談件数が少ないのではと以前から感じていました。
例えば、全国のひきこもり地域支援センターにおける延べ相談件数は、以下の通りです。

83,211件(2015年度;上記ページより、大阪府堺市の資料24ページ)
※ 来所や訪問等による相談だけでなく、電話やメールによる相談も含む。

一方、引きこもり人口は、内閣府の推計で、以下の通りです。

15~39歳:54.1万人(平成27年度 「若者の生活に関する調査」)
40~64歳:61.3万人(平成30年度「生活状況に関する調査」)

83,211件という延べ相談件数と見比べると、相談をする家族等はごく一部であることが窺えます。
ですが、潜在的な相談のニーズはもっとあって、それがおそらく世間体などの理由で表に出にくくなっているのではないかと思います。

スポンサーリンク

引きこもりの居場所を卒業した時

Posted by 富条 on   0  0

居場所は、何年も前に卒業


引きこもりの人を対象とした居場所に通っていたのは、もう何年も前のことです。

複数の居場所に通っていたのですが、いずれも「卒業」しました。
少しではありましたが、働き出すようになったからです。
居場所によっては、末期には欠席を続けていました。

そこで、もう辞め時だろうと自ら判断し、スタッフに退所を申し出たのでした。
退所は任意でしたので、スタッフに辞めるよう促されたとか、働き出したら居場所を出なければならないというルールがあったとか、そういうわけではありません。

居場所によっては定員があったので、引きこもりを脱しつつあった自分がいつまでも籍を置いていては、本当に居場所を必要とする人が新たに参加できなくなるという意識も、私にはありました。


居場所のその後を調べてみた


あの居場所が今ではどうなっているのか、何となく気になって、先日インターネットで調べてみました。

私が通っていた居場所の中には、既に姿を消しているものもありました。
別の居場所は、私がいた時よりも活動が活発に行われていました。
ある居場所では、確か参加者の年齢の上限が30歳か35歳ぐらいと設定されていたはずが、現在ではその制限が撤廃されていました。

プログラムの内容を見て、ああやはりこれは今の私が通うべき場所ではないと感じました。
居場所を必要としない生活を続けられているということでしょう。

今では居場所のスタッフも参加者も、だいぶ入れ替わっていることと思います。

居場所を退所後は、当時のスタッフとは何の連絡もとっていません。
また、当時私と同様に通っていた当事者の方とも連絡をとっていません。
ですが、たまに、かつての参加者のSNSアカウントをこっそり見ることがあります。
そういえば、私はこのブログの存在を、居場所に通所していた当時、一部の人に知らせていました。
当時の方で、今でもご覧になっている方はいらっしゃるでしょうか?

スポンサーリンク